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「環境」「エネルギー」「インフラ」「ライフサイエンス」分野で先端的な次世代材料開発及び次世代材料の製造技術の開発を目指す

「NIMS-DENKA次世代材料研究センター」

2013年6月に設立された「NIMS-DENKA次世代材料研究センター」は環境にやさしく省エネルギーに優れ、社会の快適に貢献する次世代先端材料に関する基礎研究および基盤技術開発の促進と実用化を目指しています。

創業以来ユニークな素材・材料を提供し続けているデンカ (DENKA) と、物質・材料研究を総合的かつ専門的に行い世界水準をリードするNIMSとが連携することで、従来の素材提供や材料開発のみに留まらず、社会ニーズに沿った環境に配慮した社会づくりへのソリューションを提供することを目指します。その研究開発拠点として、デンカイノベーションセンター (町田市) も積極的に活用します。

「デンカイノベーションセンター」の画像

デンカイノベーションセンター




これまでもNIMSとDENKAは共同研究より事業化に結びついた成功例が複数あります。1983年、NIMSの前身である無機材質研究所で開発された六ほう化ランタン (LaB6) 単結晶を電子顕微鏡の心臓部に用いる高輝度電子源として製品化に成功しました。これはエミッター事業として大きく発展し、様々な電子銃などを世界中の電子顕微鏡メーカーに供給することで科学技術や工業の発展に大きく貢献しています。 また、2009年には消費電力が少なく次世代の照明である白色LEDに使用される蛍光体を共同で開発し、液晶テレビのバックライトや照明器具の普及に大いに貢献しています。現在は、次世代蛍光体やその他の複数の新材料開発を進めており、また併せてグローバル社会で活躍出来る技術者の育成も行っています (LaB6陰極エミッター、蛍光体ともに井上春成賞を受賞) 。

本研究センターでは「環境」「エネルギー」「インフラ」「ライフサイエンス」を重点分野と定め、高効率・高機能化した材料の開発を通じて広く社会への貢献を目指します。


News

2017.01.12 更新
2016.08.05 更新

2016.08.05 更新


センター長挨拶

NIMSとDENKAとの関係は古く、これまでにLaB6単結晶電子源の実用化、SiAlON (サイアロン) 蛍光体の量産化など、NIMSが生み出した材料を、デンカの力を借りて世に送り出してきた実績があります。現在、デンカは、「環境」「エネルギー」「インフラ」「ライフサイエンス」分野に重点を置き、次世代材料開発を進めようとしています。同時に、最近のNIMSの主要テーマは、「環境・エネルギー材料」「ナノスケール材料」「インフラ構造材料」となっており、お互いの目的がきわめて緊密な関係にあります。研究・開発と、実用化・量産化技術の連携により、今望まれている材料をいち早く世に送り出す絶好のチャンスと言えます。ここに、「NIMS-DENKA次世代材料研究センター」を発足させ、より一層、時代のニーズに合った材料開発を進め、環境に優しい社会作りに貢献したいと考えています。
(MANA ナノ チューブユニット ナノチューブグループ 三留 正則)


副センター長挨拶

デンカ株式会社は、おかげさまで101年目を迎えることができました。コーポレートスローガン「できるをつくる。 (Possibility of Chemistry.) 」は、新たな100年のスタートにあたり、グローバル企業としてさらなる成長を目指し、「新たな創業」の第一歩を力強く踏み出したいとの思いを込めたもので、化学の未知なる可能性へ挑戦し、新たな価値を創造することを表しています。特に研究開発部門では、「環境」、「エネルギー」、「インフラ」、「健康」の重点分野において、新たな成長ドライバーへの経営資源の集中と次世代製品開発への取組みを進めております。このために、当社グループ力を結集し、「オープンイノベーション」をキーワードに外部機関とのコラボレーションによって、新たな価値の創造とイノベーションを目指しています。「NIMS-DENKA次世代材料研究センター」はその中核的存在として機能し、無機・複合材料や高分子・有機材料の創成、ナノ構造制御、生化学・医療用途およびインフラ関連などの各種技術開発に注力しています。これらの活動を通じて、新たな価値の創出を目指して行きます。
(デンカイノベーションセンター 先進技術研究所長 吉野信行)


DENKA (デンカ株式会社)

関連画像
デンカ株式会社は大正4 年 (1915 年) の創立以来、カーバイド製造技術などを用いて様々な製品を生み出し、その形を変化させながらものづくりを追求してきました。現在では無機や有機の素材から、樹脂加工、電子材料、医薬に至る分野で事業を展開しています。創立100 周年を迎える2015 年に向けた全社運動「DENKA100」においては、百年企業としてのあるべき姿を定めるとともに、DENKAのDNA である「真摯な姿勢と誠実な対応」を次の100 年も引き継ぎ、社会への確かな貢献とともに「いつまでも信頼されるものづくり企業」を目指しています。

またDENKAは、成長市場の新たなニーズに応えながら業績に直結させるべく、「環境」「エネルギー」「インフラ」「健康」などの成長分野に経営資源を集中して、次世代製品の開発への取組みを強化しています。NIMS との人的交流や技術セミナーの開催、デンカイノベーションセンターにおける交流などを通じて、包括的な研究連携を強化しながら、次世代機能性材料の開発を目指しています。

詳細はウエブサイトhttp://www.denka.co.jp をご覧下さい。


研究対象

「環境」「エネルギー」「インフラ」「健康」などの成長分野に経営資源を集中し、次世代製品の開発に取組んでいます。

研究概要

1.次世代蛍光体開発と特性解析

2.放熱材料・発光/蛍光材料など有機・無機材料の研究開発、インフラ材料やライフサイエンス関連の研究開発

NIMSの技術の事業化例

六ほう化ランタン (LaB6) カソード

「第8回井上春成賞受賞」の画像

第8回井上春成賞受賞




蛍光体  緑色、黄色、赤色

「緑色 βサイアロン蛍光体第36回井上春成賞受賞」の画像

緑色 βサイアロン蛍光体
第36回井上春成賞受賞


「黄色 αサイアロン蛍光体」の画像

黄色 αサイアロン蛍光体




所在地

お問い合わせ先

〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1
国立研究開発法人物質・材料研究機構 研究連携室
TEL:029-859-2735
FAX:029-859-2500
国立研究開発法人物質・材料研究機構
〒305-0047 茨城県つくば市千現1-2-1
TEL.029-859-2000 (代表)
FAX.029-859-2029